薬草紹介
漢方でよく使われる薬草について解説いたします。花や種、根の部分を使うものなど使用方法は多岐にわたります。
オケラ・ホソバオケラ(キク科)
オケラは、日本各地の山野に自生する多年草で、以前は身近な植物だったので、「山で美味いはオケラにトトキ(ツリガネニンジンのこと)」と言われ、山菜として珍重されていた。続きを読む
カラスビシャク(サトイモ科)
カラスビシャクは、路傍や田畑のあぜ道などで普通に見かける、繁殖力の旺盛な多年草で、地中深くに指の頭ほどの球状の根茎がある。続きを読む
クチナシ(アカネ科)
クチナシは、常緑の低木で、比較的暖かい地方の山地に自生するが、香りのよい白い花が美しく、庭園樹としてもよく見かける。続きを読む
コブシ(モクレン科)
早春に枯れ木のような木の枝から、真っ白な大きな花を咲かせ、春の訪れを告げるのがコブシの花で、農作業の目安にしている地域もある。続きを読む
シャクヤク (ボタン科)
シャクヤクは中国原産の多年草で、古くから栽培され、多くの品種が生み出された。
姿が美しく、しなやかという意味の婥約(しゃくやく)から名付けられたとも言われ、ボタンの「百花の王」に対して、「花の宰相」とも呼ばれていた。続きを読む
スイカズラ(スイカズラ科)
スイカズラは、日本各地や朝鮮半島、中国などに分布する、半常緑の蔓性低木で、春に管状の花をつける。花を引き抜き、付け根を静かに吸うと良い香りと甘い味があることから吸い蔓(すいかずら)と名付けられた。続きを読む
レンギョウ(モクセイ科)
レンギョウは、中国原産の落葉性低木で、やや蔓性をおび、新しい枝はしだれて長く伸び、地につけばそこから発根して新株ができる。続きを読む